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セグウェイの今後

セグウェイ

一人用の立ち乗り電動二輪車セグウェイ。
2001年にアメリカで市販され、未来ののりものとして話題になりました。
日本ではどのくらい普及したのでしょうか。未来ののりものセグウェイについて調べました。

セグウェイとは

ジャイロセンサーの働きにより重心移動によって動きを制御するセグウェイ。
体重を前にかけると加速し、後ろにすると減速、右に傾けると右折するというように重心移動だけで操縦できるのりものです。
最高時速は20km/hで原付バイクよりも遅めです。
販売から10年で約10万台の累積販売数となっています。
この数字は売れたとは言い難いですが、ヨーロッパではイギリスを除く主要国で公道走行が可能です。
燃料は充電式バッテリーなので排気ガスはなく、環境にやさしい交通手段として期待されています。
日本では2006年に販売され話題となりました。

日本国内の課題

日本では道路交通法の制度上、公道で運転することが基本的には認められていません。
日本で発売されてからは私有地で限定的な使い方しかされていませんでした。
ゴルフ場でのカートの代わりや公園施設ののりものといった利用方法だったため、販売から10年たっても3,000台程度にとどまっています。
2018年にはセグウェイを体験できるテーマパーク「セグウェイベース」が期間限定でオープンしましたが、予定より1年早い同年の12月に営業終了となりました。
日本での普及や人気に色々な課題があります。
セグウェイの価格は約90万円もするため、道路交通法以外にも価格も普及の妨げになっているかもしれません。

今後どうなっていくか

2018年に警察庁が歩道に限られていた道路使用許可を改正し、車両通行止めをした車道でも走れるようになりました。
これを受けて茨城県つくば市で開催された「まつりつくば」のパレードでセグウェイが加わったのです。
この試みは車道走行の実用化に向けた実証実験が行われたことになります。
つくば市内では一定のエリアでセグウェイを体験できる「セグウェイシティーツアーinつくば」も開催されています。
2時間30分ほどのツアーは、セグウェイの乗車講習を受け、つくば市の南北をつなぐプロムナードを通り、公園やエキスポセンターを散策します。

また、神奈川ではオリンピックに向けた取り組みとして外国人観光客向けのセグウェイを使ったツアーや、警視庁が羽田空港の警備に導入するなど今後の活躍が期待されます。