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未来型車いす

未来型車いす

「WHILL」は従来の車いすと異なりスタイリッシュなデザインが特徴的な電動車いすです。今回はWHILLについて紹介します。

WHILLとは

乗って楽しい次世代パーソナルモビリティとして誕生しました。
スイッチを入れていきたい方向にコントロールするだけで楽に走行できます。
車いすへ乗ることに抵抗のある方を意識してスタイリッシュなデザインとなっています。
7.5cmまでの段差を乗り越えて、斜度10度の坂道も登れるので、砂利道やでこぼこ道などの悪路にも負けません。
フル充電で20kmも走れるまさに未来型車いすです。
現在は「Model A」「Model C」「Model CR」の3種類があります。

WHILL開発のきっかけ

車いすに乗る方から「100m先のコンビニにいくことをあきらめる」という話を聞いたのが開発のきっかけになったとのこと。
通常の車いすだと通路に溝や砂利道があると走行に苦労するだけではなく、車いす自体のイメージがあまりよくなかったそうです。
この2つの問題点を解決するためにWHILL Model Aの開発が2010年からスタート。2011年に東京モーターショーで発表すると世界各国で反応があり、2012年に起業しました。

WHILL Model Aの特徴

WHILLには3つの特徴があります。
デザインは丸と四角だけで構成し、家電と車の中間をイメージしています。
斜めをデザインに入れると無機質に見えてしまうため、斜めはあえて入れていないそうです。
四輪駆動にして走破性を高めつつ、小回りが利くことも大きな特徴。
前輪は横方向に24個の小さいタイヤで構成されたWHILLオリジナルのオムニホイール。この小さなタイヤによって室内でも小回りが効くのです。
従来の車いすだとエレベーターのような狭い場所は後ろ向きで乗らないといけませんでした。車いすを一人で乗る場合は恐怖心と危険が伴います。
しかし、WHILLを利用すればエレベーター内でも方向転換が可能です。
また、リモートでコントロールできるため、介護者が後ろから押さなくてもよくなっています。
GPSを搭載しているので使用者がどこにいるのかをチェックもできる画期的なのりものです。

最新のモデル

Model Aよりもさらに普及を進めるべく、Model Cが発表されました。
Model Cはユーザーからの声を反映させた結果、分解機能が設けられています。自動車で移動する時にWHILLを乗せたいという要望が、国内だけではなく海外からもあったからです。
また、販売価格を下げるために製造コストを見直した結果、小型でもトルクが大きく、滑らかに動くモデルとなりました。