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新幹線【N700系】

新幹線【N700系】の特徴や魅力について

新幹線【N700系】は、東海道新幹線においてメインとして運行されている車両のことです。
なお、この系統はバージョンアップが何度か行われており、現在では「N700A」と「N700S」が運行されています。
日本の交通網の大動脈とも言える東海道新幹線に投入されているだけあって、16両編成と規模が大きくなっており、それでいて快適な乗車環境を実現した優れた技術が随所に取り入れられています。

その特徴としてまず挙げられるのが、「エアロ・ダブルウイング形状」の採用です。
これは高速でカーブを曲がる際に安定した走行を維持するための装置で、実際に乗っていてもカーブを曲がったのが気づかないくらいの安定性・快適性を実現しています。

さらに最新型となるN700Sにおいては、乗り心地を重視したマイナーチェンジが実施されており、座席のリクライニング機構の向上、各座席にコンセントの導入などの特徴が見られています。
コンセントに関しては、従来は窓側の席のみだったのが全座席に導入されたことで、スマホやタブレット端末の利用環境が格段によくなりました。

もうひとつ、各車両の先頭・後方に設置されているディスプレイがN700Sから非常に見やすくなっている点も特徴・魅力として挙げられるでしょう。
従来よりもディスプレイのサイズが1.5倍になり、車両の中央からでもはっきりと文字を見やすくなりました。
そのほか、防犯カメラを増設するなど車内の安全性の向上が図られている点も見逃せません。

新幹線【N700系】の歴史

このN700系は、500系の後継者両の形で開発・投入された経緯を持っています。
500系では新幹線のさらなる高速化において安定した走行が難しいと判断されたことで、よりグレードアップした車両の開発が2002年から開始されました。
そして2007年に正式な運行が開始され、現在では東海道新幹線の「顔」として多くの乗客に利用されています。

現在運行されているN700Aは2013年、N700Sは2020年に投入されています。
N700Aでもまだ10年程度しか経過しておらず、まさに最新鋭の技術を備えた新幹線と言えるでしょう。

新幹線【N700系】が見られる駅は?

東海道新幹線においては「のぞみ」だけでなく、「こだま」「ひかり」にもこのN700系が投入されています。
そのため、基本的には東海道新幹線のすべての停車駅でこの車両を見ることができます。

重要なのは、乗車する新幹線の種類によって停車駅が変わってくる点でしょう。
のぞみは東京、品川、新横浜の次は一気に名古屋まで行くのに対して、こだま、ひかりはその途中の静岡&愛知県内の駅も停車します。
そして名古屋から西はのぞみは京都、新大阪、ひかり、こだまは加えて米原、岐阜羽島に停車します。
N700系を見たい場合には、それぞれの東海道新幹線の停車駅と到着時間をしっかり確認することが重要になってきそうです。