1. >
  2. >
  3. 東北新幹線はやぶさ【E5系】

東北新幹線はやぶさ【E5系】

東北新幹線はやぶさ【E5系】特徴や魅力

関東~東北地方を結ぶ東北新幹線は、国内でも最速の新幹線の路線です。
最高速度は320km/hにも達しており、非常に長い東北地方を短時間で移動することが可能になっています
東北新幹線はやぶさ【E5系】はそんなスピードと、そんな高速でも快適に移動できる優れた技術を搭載している点が大きな特徴となっています。

例えば外見の大きな特徴であるロングノーズは、トンネルに入った時の騒音を軽減するためにあのような独特な形状となっています。
そして新幹線の最大の特徴・魅力である乗り心地のよさ、振動の少なさを実現するため、最新鋭のフルアクティブサスペンションや車体傾斜装置が導入されており、高速でのカーブの際にも乗客は揺れをほとんど感じることなく快適に過ごすことが可能になっています。

もうひとつ、はやぶさの大きな特徴として自由席がなく全席指定席になっている点も挙げられるでしょう。
車両は10両編成ですが、そのすべてが指定席なので、あらかじめ指定席券を購入したうえでの乗車が大前提となっています。
これは共通した路線を走る同じ東北新幹線のやまびことの大きな違いにもなっています。
車内設備にも快適な空間づくりのための工夫が随所に見られ、着替えや授乳用の「多目的室」や車椅子対応トイレ、女性用サニタリー空間などが用意されています。

東北新幹線はやぶさ【E5系】の歴史

この東北新幹線はやぶさ【E5系】は、2010年10月に実現した東北新幹線全線開業に足並みを揃えるにようにして誕生しました。
実際のデビューは2011年3月で、先述した国内最高速度をはじめ、長距離路線の東北新幹線にふさわしい性能を備えた新幹線として当時大きな話題となりました。

さらにこれは特徴でもありますが、新幹線ではじめてグラングラスの車両が導入されていたことも注目されました。
近年では速さ・安さだけでなく快適さも移動手段の重要なテーマとなっていますが、この東北新幹線はやぶさ【E5系】はそんな時代の風潮を先駆けた車両でもあったのです。

東北新幹線はやぶさ【E5系】はどの駅で見られる?

これはやまびことの違いともなっていますが、東京・上野・大宮から北は仙台まで停車せずに運行されます。
仙台から先は盛岡、いわて沼宮内、二戸、八戸、七戸十和田、新青森の各駅に停車します。

ただし注意したいのは、時間帯によって仙台から盛岡の間の駅に停車する場合もあることです。
この間にある駅はくりこま高原、一関、水沢江刺、北上、新花巻です。
ですから、実際に利用する際にはどの駅に停車するかを確認した上で事前に指定席を購入する必要があります。

なお、北海道新幹線と直通運行もされており、函館まで行く路線もあります。
この場合は新青森まではJR東日本、そこから先はJR北海道の路線として扱われます。
なので一応JR北海道内となる奥津軽いまべつ、木古内、新函館北斗なども停車駅として加えておくべきかもしれません。