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スーパーあずさ【E353系】

スーパーあずさ【E353系】の特徴や魅力

スーパーあずさ【E353系】は、新宿駅から松本駅間を運行している特急列車です。
古い歴史を持ちながらも最新鋭の技術が投入されており、どこか懐かしさを感じさせながも新しい魅力を備えた列車です。
快適な鉄道旅を楽しむためのさまざまな技術や設備が導入されており、新幹線とはまた違った雰囲気を備えています。

最新型の【E353系】では、車内の照明がLED間接照明になっており、さらに空気清浄機能付きロールフィルタを設置するなど時代のニーズに対応した設備が採用されています。
さらに改良型の電動車いす対応トイレ、大型のスーツケースにも使用できる荷物置き場の設置、列車内の2か所に多目的室を設置するなど長時間の移動でも快適に過ごせる環境も用意されています。
座席では全座席にコンセントを設置、スマホやタブレット端末、パソコンも快適に使用することが可能です。
テーブルのサイズも十分、食事やパソコンも広々とした環境で使うことができます。

スーパーあずさ【E353系】の歴史

その歴史は1966年、現在と同じ新宿駅から松本駅間の特急列車「あずさ」としてスタートし、当時は一日2往復でした。
その後、東京駅、錦糸町駅、船橋駅、千葉駅まで延伸されています。

この名称は、美しい景観で知られる松本市の上高地に流れている「梓川」からつけられています。
この名前がとくに知られるようになったのが、1977年の狩人による「あずさ2号」という曲の大ヒットです。
現在でも愛されるこの曲によって、この特急列車には「懐かしい」印象がもたらされることになりました。
1988年には、同じ路線でありながら山梨県内までを運行エリアとする新しい特急列車「かいじ」が、あずさから分離される形で誕生しています。

なお、2019年3月からこの特急列車の名称を再び「あずさ」に統一、スーパーあずさは正式名称ではなくなっています。
そして、臨時列車を除くすべての車両が【E353系】に統一されています。

スーパーあずさ【E353系】の見られる駅は?

現在スーパーあずさが停車する駅は、新宿駅~松本駅をメインとしつつ、一部の列車では関東圏内の千葉駅、船橋駅、錦糸町駅、東京駅、長野県内の豊科駅、穂高駅、信濃大町駅、白馬駅、南小谷駅となっています。
先述したように関東~山梨県内の移動をメインとした「かいじ」と停車駅がかなり被っており、かいじの最終停車駅である辰野駅までは「かいじ」の名称で【E353系】を見ることも可能です。
そのほかの停車駅では、山梨県内の大月駅、塩山駅、甲府駅、長野県内の茅野駅、上諏訪・下諏訪駅なども挙げられます。

このようにあずさとかいじに分離しつつ、今も最新鋭の技術・設備を導入した車両で多くの乗客を運んでいるのがE353系なのです。
これからも観光客・登山客をはじめ、多くの人たちの間で愛され続けることでしょう。