1. >
  2. >
  3. 成田エクスプレス【E259系】

成田エクスプレス【E259系】

成田エクスプレス【E259系】特徴や魅力

成田エクスプレス【E259系】は、その名前からも推測できますが、成田空港から東京圏を結ぶ特急列車です。
成田空港を利用する人にとって非常に重要な移動手段となっているだけでなく、海外から日本を訪れた観光客にとっては最初に利用する移動手段のひとつともなっています。
海外の利用者が多いこともあり、英語名のNARITA EXPRESSを略した「N’EX」という名称も使用されています。
東京~成田空港間を約1時間ほどで結んでおり、成田空港開業時から問題視されていたアクセスの悪さを大幅に軽減させる役割も担っています。

現在の【E259系】は2009年に成田エクスプレスの主力として投入が開始された車両で、さらに2023年にはリニューアルされたE259系が投入されています。
このように、グレードアップを続けながらスピードや快適性の向上が進められている状況です。
このE259系では、コンセントやインターネット接続の環境が用意されているほか、車内各所に防犯カメラを設置することによるセキュリティ機能の向上、基本編成は6両としつつ、2つの編成を連結したうえで12両での運行も可能など、乗客のニーズに応えるさまざまな機能・設備が導入されているののが魅力です。

成田エクスプレス【E259系】歴史

運行開始は1991年で、東京圏と成田空港間のアクセスが悪いことが長い間ネックとなっており、それを解消するための移動手段として誕生しました。
成田空港の開業が1978年ですから、この成田エクスプレスの誕生が長い間待たれていたことがうかがえます。
なお、成田エクスプレスの歴史を語る上では成田新幹線の存在も挙げておくべきでしょう。
当初東京圏~空港間を結ぶ移動手段として計画されていたのは成田新幹線でしたが、さまざまな事情から中断になってしまい、最終的にこの成田エクスプレスがその役目を担うことになったのです。

もうひとつ、東京圏~成田空港を結ぶ特急列車では京成電鉄の成田スカイライナーもあり、よく比較されます。
所要時間ではスカイライナーの方に軍配があがるものの、成田エクスプレスのほうが路線が長く、東京圏だけでなく横浜や大船へ直通している列車もあるのなど利便性の高さが魅力となっています。
成田エクスプレス【E259系】の歴史としては、先述したように2023年にリニューアル車両が投入されたことや、2015年にこれまで行われていた車内販売が終了したこと、2016年に無料の公衆無線LANサービスが導入されたことなどが挙げられます。

成田エクスプレス【E259系】が見られる駅は?

成田エクスプレス【E259系】はおもに新宿、渋谷、品川、東京を東京圏における発着点としつつ、終点の成田空港、空港第二ビル、成田駅といった空港周辺の駅で見ることができます。
ただし先述したように大船や横浜、立川、八王子、大宮などに直通する列車もあり、それらの駅でも見ることが可能です。