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スズキの歴史

スズキ

バイクメーカーとしてのスズキ

スズキは鈴木式織機という会社名で機織機械メーカーとして創業。
2代目社長となる鈴木俊三が「自転車にエンジンがついたら楽だな」という発想のもと研究が始まりました。
1952年に自動車補助エンジンのパワーフリーを販売し、翌1953年にダイヤモンドフリーを開発、生産が始まります。
ダイヤモンドフリーはバイクレースで優勝し、北海道から鹿児島までの3,000km無故障走破で人気を集めました。
1954年にはコレダを開発。オートバイ製造にも乗り出し、会社名も鈴木自動車工業へ変更しました。
コレダの由来は「バイクの決定版はこれだ!」という自信を表現したものです。

1962年にはマン島TTレース125cc部門で優勝します。翌1963年には日本人ライダー伊藤光夫が初めて優勝しました。
バイクメーカーとして成長を続けたスズキ。1999年に発売したハヤブサGSX1300Rが最高時速312km/hを記録しています。
1990年に現在のスズキ株式会社に社名を変更しました。

スズキの歴史がわかる「スズキ歴史館」

スズキの本社前にあるスズキの企業博物館です。
事前にインターネットか電話での予約が必要ですが、無料で利用できます。
1階は現行モデルの自動車やオートバイ、船外機が展示されています。2階は自動車の開発・生産についての過程や海外拠点を紹介。
3階は創業者の鈴木道雄が発明した機織機の展示や、鈴木式織機の歴史を把握できます。また、自動車産業へ進出する様子を映像と当時のオートバイや自動車とあわせて展示しています。

スズキの代表的なオートバイ

GSX1100S KATANA

日本刀をイメージした独特のフォルムを持つスズキを代表するオートバイの一つです。
1981年に初期型のSZが発表され、SDやSEとマイナーチェンジを続け87年にはSZとほぼ同一のSAE、フレームが赤く塗られたSBEが限定販売されました。
その後、生産中止となっていましたが1990年にはアニバーサリーモデルSMが登場。94年にSRが再生産されましたが、2000年にファイナルエディションとして販売が終了しています。
「キリン」や「あいつとララバイ」といった漫画にも取り上げられるほど、人気のあるモデルでした。

GSX1300R ハヤブサ

市販車初の300km/h超を記録したハヤブサ。
耐久性と出力を限界まで引き出し、1299ccのエンジンと空力を追い求めたボディのオートバイです。
その形は好き嫌いがはっきりわかれるほど。それでも、日本や欧米で大ヒットし大型車を代表するオートバイとなったのです。
あまりの人気のため、ヨーロッパでは危険視され300km/hという数字が禁止され、発売当初は350km/h表示だったスピードメーターを300km/hへ変更されました。
これ以上スピードを出せるオートバイがなくなったため、世界最速の市販車として伝説となったのです。