
オートバイの誕生
世界で初めてオートバイを作ったのはダイムラー・ベンツの前身であるDMC(ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト)の創始者ゴットリープ・ダイムラーです。
1885年に自動車より先にオートバイを作り、特許まで取得しています。しかし、自動車の制作に専念し市販化には至りませんでした。
市販化されたのは1894年。ドイツのH&Wという会社が、モトラードというオートバイを量産・販売しました。
日本で最初に制作されたオートバイは1909年に島津楢蔵が制作した島津NS号があります。
このバイクは島津楢蔵がモトラードに憧れ制作したとのこと。20台ほど売れたそうで、残念ながら現存していません。
その後、1950年代半ばまでは多くのバイクメーカーが登場しましたが、ほとんどが淘汰されてバイクメーカーはホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのみとなりました。
オートバイの進化
1960年代後半に登場したオートバイは最高速度が時速200kmほどでしたが、1980年代には300kmにも届く高性能マシンが登場。
バイクは進化の道をたどるより何十年も前の絶版車でもコンディションが良く、気持ち良く乗れるものも多くあります。
そのため、バイクの中古買取市場でも値崩れしにくい優秀なバイクが多いのが特徴です。
例えば、ホンダCB400SuperFourなどは発売から20年以上経過しているが新車の価格の40%で取引されています。
(取引参考)バイク買取ならバイクワン
今後どのように進化していくのか
エンジンは10年前に比べて20馬力前後アップしていますが、最高出力よりも低燃費で扱いやすいオートバイが増えると予想されます。
また、環境保護が重視され、ガソリン車の排ガス規制はもっと厳しくなるでしょう。充電器で走るEVバイクが躍進するのではないでしょうか。
機能としては、自動車に使われた装備がオートバイにも流用されるのではと考えられます。
追突防止レーダーや自動ブレーキシステム、リアビークルモニタリングシステムなど安全に走るための機能が続々と採用されるでしょう。
大型オートバイで採用された機能が小型オートバイにも導入されていきます。
スマートキーやクイックシフト、LEDヘッドライトなど、数年後には製造コストが下がり、小型オートバイの性能が頭打ちになると装備面で売り出す時代になるのではないでしょうか。
さらにAIも導入されるかもしれません。オートバイの電子制御機能は年々進化していますが、10年後にはAIを活用した安全に走れるオートバイが登場すると予想しています。