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カワサキの歴史

カワサキ

カワサキの成り立ち

川崎重工業のはじまりは、1878年に川崎築地造船所という造船業からはじまりました。
その後、川崎造船所となり、船の修理を主に行い成長していきます。
そして、1939年に現在の川崎重工業に変更しました。
航空機産業にも進出し、1941年に戦闘機として有名な飛燕を開発します。
第二次大戦後、航空機の製造が禁止されましたが、エンジン製造に関してトップレベルだった川崎重工業(以降、カワサキ)はオートバイへ参入しました。
造船や航空機などで培ったノウハウをいかしたエンジンは評判を呼びます。
2サイクルエンジンが主力だったカワサキは、4サイクルエンジンの製造をしていたメグロを吸収合併。4サイクルエンジンを使ったW1やZ1でも成功を収めます。
実は自動車も販売しようとしていましたが、他社に先を越され計画は事業撤退となりました。

カワサキの名車たち

Z1/Z2

カワサキを象徴するZシリーズ。そのシリーズを代表するのがZ1/Z2です。
1972年にアメリカで発売されたZ1と、国内向けの排気量縮小版のZ2。
この2台は超人気モデルとなり、その後に続くZシリーズやゼファーシリーズのモデルとして引き継がれます。
特徴はカワサキのフラッグシップモデルとして様々な技術が投入されました。
エンジンは頑丈に作られながらも、チューニングできるようになっています。
Zの名前はZAPPERが由来です。風きり音をあらわす擬音語とアルファベットの最後であることから究極のオートバイを表現しています。

Ninja

Zシリーズと並ぶカワサキを象徴するブランドネームです。
1980年代前半、10年後のZを合言葉にNinja GPZ900Rが開発されました。
北米カワサキがGPZ900Rを見てNinjaと命名したそうです。
動力性能の高さは大きなインパクトを残し、スポーツバイクの代名詞となります。
最強・最速を目指すマシンとなり、市販車をベースにしたスーパーバイク世界選手権では、ジョナサン・レイが乗車し2015年から2019年まで5連覇を達成しました。
レースを走るNinjaのメインカラーはライムグリーンですが、1968年以前は赤だったそうです。
ライムグリーンにした理由は、当時のレース界ではグリーンは不吉な色として敬遠されていました。そこで、カワサキはあえてライムグリーンにし挑戦者であることを示します。
このライムグリーンで世界中のレースで勝利し、活躍したのはいうまでもありません。
ライムグリーンにはカワサキの精神が秘められた色なのです。

他にも大型二輪だけではなく中型二輪でも乗れるNinjaが登場し、ツーリング型と占めるスポーツツアラーとしても高い人気を誇ります。