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ハーレーダビッドソンの歴史

ハーレーダビッドソン

ハーレーダビッドソンの設立

1903年にウィリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソンがモーターサイクルを独学で作ったことから始まります。
設計をウィリアム、パーツをアーサーが制作したのですが、上手くいかずアーサーの兄ウォルターを引き入れて1号機が完成。
1号機は単気筒でループタイプのフレームでトランスミッションはありません。たちまちその1号機は評判になり、1906年に工場を建設するほどになりました。
翌年にはウィリアムとアーサーの名前を入れた「ハーレーダビッドソン・モーターカンパニー」を立ち上げ、これまたアーサーの兄ウィリアムも合流します。

レースに力を入れる

当時のアメリカではさまざまなレースが開催され、その勝敗で売上に影響しました。
そのため、ハーレーはレースに力を入れます。レースに勝てるよう高性能のエンジンを開発し、メインモデルの礎となるVツインを開発。
ハーレーは順調に成長を続けました。
レースではライバルに勝ち続け、軍用車や白バイに採用されるほどになります。
レースだけではなく、219km/hの最高速度記録も達成しました。

アメリカと共に発展

1948年には新型エンジンのパンヘッドを発表。ロッカーカバーが鍋(パン)をひっくり返した形状から命名されました。
1950~1960年代を通じてアップデートとマイナーチェンジを繰り返し、進化します。
また、排気量の小さいスポーツスターシリーズも発売するなど、アメリカを代表するオートバイメーカーとなりました。

会社の危機

1960年代に会社の買収にあい、一時はレジャー会社の資本化に入りましたが、製品の品質低下を招きファンを失望させる結果となります。
そのため、ハーレーダビッドソンのブランドを取り戻すため創業者一族を含む経営陣は1981年に再び独立する道を選びました。
時代背景を考え設計されたローライダーを発表し、爆発的な人気となりハーレーを蘇らせました。

最新技術を導入

1984年に当時の最新技術を盛り込んだエボリューションを導入。アルミ製のエンジンは高速化するハイウェイにパワーを発揮しました。
同時に発表されたソフテイルは、ハーレー伝統のスタイルを実現したフレームは多くの名車を生み出します。
1999年にはパワフルなツインカム88が登場し、より高度なセッティングとパワーアップができるようになりました。
2017年にはミルウォーキーエイトを採用。量産市販車としては初となる8バルブは低速トルクが高まり、扱いやすいエンジンです。