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ドイツ車の歴史

ベンツ

ドイツといえば数多くの自動車メーカーがあります。
ドイツ車はしっかりしているイメージを持たれますが、それは高速走行中の安定感や頑丈さにあるのではないでしょうか。
今回はドイツの自動車メーカーを紹介します。

メルセデス・ベンツ

日本ではベンツといえば高級外車というイメージがありますが、ドイツでは大衆車や商用車も販売しています。
ベンツは世界で最初にガソリン車を製造しました。モトールヴァーゲンという名前の原動機付三輪車です。
同時期にゴットリープ・ダイムラーが最初の四輪自動車ダイムラー・シュトゥルラートヴァーゲンを開発しました。しかし、先に特許を取得したことでベンツの自動車が世界で最初のガソリン車となりました。
ベンツとダイムラーはライバルとして切磋琢磨してきましたが、ドイツが第一次大戦に敗退すると輸入車に押されていきます。
この状況を打開するため、合併しメルセデス・ベンツ社が誕生しました。

メルセデス・ベンツは「ドライバーの安全は、車の側で確実に確保する」という思想のもと、高い安全性能へのこだわりをもっています。
事故状況・被害と衝突実験データの差異を埋めるため、事故調査チームを発足し、州政府や警察とバックアップを受け情報収集を行っています。

フォルクスワーゲン

1937年に設立されたフォルクスワーゲン。ドイツ語で国民車を意味し、第二次大戦前にナチス・ドイツの国民に自動車を普及させるということを目標に創業されました。
様々な耐久テストが行われ完成したのがビートルです。
世界中へ輸出され、4WD車としては世界最多量産記録である約2153万台に達しています。
フォルクスワーゲンは世界最大の自動車ブランドを擁するグループでもあります。
アウディやポルシェ、ランボルギーニ、ブガッティなどの超高級ブランドをグループ内に持っています。
日本ではビートルやゴルフといった大衆車のイメージもありますが、超高級ブランドも製造・販売しているのです。

BMW

設立当初は航空機のエンジンメーカーだったBMW。
1922年に今の名称であるBMWに改称し、オートバイや自動車を製造するようになりました。
第二次大戦後、軍需企業として戦争犯罪に問われ3年間の生産規制と東ドイツの国営企業として奪われてしまいます。
生産規制が敷かれたBMWは自転車や農機具の生産で倒産をしのぎました。
生産規制が解除されていくと自動車も生産するようになります。
1960年にノイエクラッセの販売が好調で経営を持ちなおすようになると、コンパクトセダンに方向性を決めました。
BMWの特徴はエンジンのこだわりです。エンジンのラインナップが多く、BMWの自動車を買う場合、車種よりもエンジンを選ぶことから始まります。