1. >
  2. >
  3. 日本メーカーの電気自動車事情

日本メーカーの電気自動車事情

電気自動車の選択肢が充実

日本の各自動車メーカーでは、それぞれ電気自動車モデルをラインナップしています。
このラインナップは今後急速に拡大することが期待されているため、街を走る電気自動車の数も今後は右肩上がりに増えていくと考えられいます。
その背景には、世界中で進んでいる環境規制への対応があります。

自動車業界は全体的に大型車よりも小型車の人気が高まっていますし、コンパクトカーでもSUVなどオシャレな車種も増えています。
そこに電気自動車が参入することによって、一気に電気自動車の選択肢が増えていくことでしょう。

近年、国内メーカーから発売されている電気自動車は、コンパクトカーが中心のラインナップとなっている傾向にあります。
これは日本では街乗り走行が多く、小回りが利く車が求められているという理由が考えられます。
コンパクトカーだと搭載しているバッテリーが小さく、そのために航続距離は短めになってしまいます。

しかしホンダの調査によると、街乗りをする人のほとんどは1日当たりの走行距離は90km以内なのだとか。
そのため、多くの人はコンパクトな電気自動車でも不便さを感じることなく楽しめそうです。

ホンダ、マツダ、日産の動向は?

日本メーカーの中でも電気自動車の点で知名度が高いのは、Honda eではないでしょうか。
この車種はホンダが量産を行う初の電気自動車です。
コンパクトカーで搭載しているバッテリーが小さく、航続時間は283kmとやや少ないものの、小回り性能がバツグンで使いやすいと評判です。

Honda eはダッシュボードには5つのディスプレーが搭載されている他、カメラ式のサイドミラーが標準装備、また施錠や解錠はスマホ対応になっているなど最先端の技術がふんだんに使われています。
発売開始とほぼ同時に完売状態となるほど、人気と注目の高さがあるモデルです。

電気自動車の中でもSUV車に乗りたい人なら、マツダのコンパクトSUVであるMX-30がおすすめです。
航続距離は200km程度と短めですが、街乗り中心ならそれほど不便に感じることは少ないでしょう。
次世代を感じさせてくれるスッキリした外観は、街中で注目を集めそうです。

マツダのMX-30よりも大きめのSUVで電気自動車が欲しい人には、日産からラインナップされるアリアがおすすめです。
トヨタでも高級ラインのレクサスブランドから電気自動車のSUVモデルUX300eが登場し、乗り心地や居住空間の快適性と電気自動車のメリットをどれも妥協せずに済むモデルも今後どんどん登場することになりそうです。
日産のアリアはリーフに次いで2番目の電気自動車モデルとなりますが、ハンズオフシステムが搭載されるなど最先端の技術を満喫できるモデルに仕上がっています。